補聴器使用者への話し方の配慮

大阪の補聴器専門店(守口市門真市寝屋川市、旭区、鶴見区城東区中心)
らくらく補聴器のブログへようこそ。

昨日から今朝にかけては比較的暖かく、

過ごしやすい日でしたね。

やはり暖かいと

お客さんも大勢出てこられますね。

こんな天気が続けばなあと思っていたら、

今晩からモーレツに寒くなるみたいですね・・・。

北陸は一晩で90cmの積雪予報だとか。

日本海側の皆様、お気を付け下さいませ!!


昨日は八尾市にお住まいの方が

補聴器を作成することになりました。

Oさん、バッチリ快適に合わせますので

しばしお待ち下さいね!!


さて、本日の補聴器のお話です。



『話し方の配慮』についてです。

補聴器を使用してお話を聞く際

話し手の配慮があると、より一層聞こえやすさを助けてくれます。

補聴器の効果は出ているのに、

家族からは補聴器が全然役に立っていないというクレーム。

原因は家族の配慮のなさ。

早口、ボソボソ、大声

こんな場面をこれまで山ほど経験してきました。

その度に話し手の配慮も必要で有ることを説明してきたわけですが、

実行してくれない方もおられます。

いくら言っても補聴器のせいにするんですね。

難聴に対する理解がなく、

難聴者のご家族に対して冷たかったりする・・・。

そんな場面に遭遇するたび、

私は毎回同じことを感じました。

「自分が難聴になったとき、必ず同じ仕打ちを受ける」

必ずそうなると私は思っています。


補聴器を使用することで

若いときのように聞こえを取り戻せるということは難しいことです。

やはりどこかで限界はあります。

では、その限界を補うためにはどのような方法があるのでしょうか?

以前にも書きました通り、

言葉を違う言葉に言い直してみると、話の手がかりをつかみやすくなります。

例えば、「朝食 → 朝ごはん」という感じですね。


その他の配慮はどのようなものがあるでしょう?

代表的なものとして以下のような配慮が大切です。

・ゆったりめに話してもらう

・まず呼びかけてから本題に入る

・一気に話し続けず、ある程度のまとまりで区切って話す

・はっきり話してもらう

・普通の声の大きさで話してもらう



ご高齢になるほど、当然のことながら体の反射速度は衰えていきます。

なので、いくら補聴器を使用していても

早口での会話は、そのスピードに体がついていけません。

ですから「ゆったりめに」話をしてみてください。

極端にゆっくり話す必要はありませんよ。

心持ちゆっくりで大丈夫だと思います。


例えばテレビを見ていらっしゃるとき、

不意に横から奥様が話しかけてきた。

でも気付くことに遅れて、なんの話をしていたかよく分からない。

こういうケースはよくあります。

ここも大切なところで

あることに意識が向いている時に、違うところにすぐさま意識がスイッチできにくいんですね。

これも体の反射速度に関係が深いところです。

本題に入る前に、まずは呼びかける。

呼びかけに気付いたら、本題を話し始める。


「お父さん?」  「なに?」  「明日のお昼にね・・・・」

こんな感じ。

本題に入っても、一気にまくし立ててはいけませんよ。

ある程度のところで区切って話しましょう。

これらも大事な心がけになります。


それから注意が必要なことは

普通の声の大きさでよいということ。

補聴器を使用することで、音は十分に大きくなっています。

補聴器をしていないときと同じ調子で耳元で、

「お父さ〜ん」

なんてやられたら、やかましいばかりで

かえって聞こえにくくなります。

ですから声の大きさは普通の大きさで大丈夫です。


ボソボソと話すのも聞き取りにくいですね。

健聴者が聞いてもハッキリきこえないような話し方なら

難聴者にはなおさらです。

なるべくハキハキと話してもらうことが望ましいです。


他にも方法は色々とあると思いますが、

いずれにしても、

「話す側の配慮」が大切であることには変わりありません。

そうすることで、素敵な補聴器ライフを後押ししてあげて下さいね。

補聴器を通して
「聞こえを楽しく」「人生を楽しく」


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